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トラックのあおり支柱の正しい使い方を解説!NG例・注意点も

2026.01.28
トラックのあおり支柱の正しい使い方を解説!NG例・注意点も
 
日々、材料や機材が搬入・搬出される工事現場では、荷受け・荷下ろしなどの荷役作業が頻繁に行われています。その際に注意しなければならないのが、荷台からの転落事故です。
 
実際、荷役作業中にトラックの荷台から転落した結果、死亡事故に発展した事例もあることから、作業員を守るための安全対策が求められています。そのような荷台からの転落事故を防ぐために役立つのが「トラックのあおり支柱」です。
 
本記事では、トラックのあおり支柱の正しい使い方と使用時の注意点を詳しく解説します。あわせてトラックの荷台上で行う作業の安全を確保するための設備・機材も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
 

トラックのあおり支柱とは?

トラックのあおり支柱とは?
 
トラックのあおり支柱とは、トラックの荷台に設置する支柱・スタンションを指します。
 
スタンションとは、高所作業を行う際、墜落・転落を防ぐために設置する仮設の手すり支柱のことです。主に足場における作業床の縁や開口部などに設置され、ロープや単管パイプを張って手すりとして使用します。
 
トラックのあおり支柱に関しても、役割は一般的なスタンションと同様です。トラックのあおり(荷台にある囲い)に取り付けて親綱を張るための補助具として活用されます。
 
ただし、トラックのあおり部分に設置して使用できるよう、固定部分の形状や本体のサイズが異なります。
 

主な用途

トラックのあおり支柱は、荷台上で行う作業の安全性を確保するために使用されます。
 
トラック荷台での積み降ろしは、墜落・転落事故が発生しやすい危険な作業です。厚生労働省の資料「荷役作業を安全に 荷役作業時における墜落防止のための安全設備マニュアル」によると、陸運業における労働災害の約7割は、荷役作業(人力荷役作業と荷役機械作業)に関係しています。
 
また、陸運業の荷役作業に関連した災害を事故の型で分類すると、「墜落・転落」の割合が最も大きく、全体の約3割を占めていることが分かります。実際、トラックの荷台やあおりから転落が死亡災害につながる事例も少なくないことから、作業員の安全を確保するためには墜落災害防止対策が必要です。
 
そのようなトラックの荷台からの転落事故を防ぐのに役立つのが、あおり支柱です。
 
トラックのあおりに2本の支柱を取り付けることで墜落制止用器具(安全帯、フルハーネス)を使用するための親綱を設置できます。親綱に墜落制止用器具を接続した状態で荷役作業を行えば、万が一転落が発生した場合でも衝撃を軽減できるため、大怪我や死亡など重篤な事故の発生リスクを下げられるのです。
 

トラックあおり支柱の正しい使い方

トラックあおり支柱の正しい使い方
 
トラックのあおり支柱を使用する際は、正しい使い方を守ることが大切です。具体的には、以下のポイントを意識しましょう。
 
  • 2本1組で使用する
  • 必ず平行に設置する
  • 3m間隔で設置する
  • 張る親綱は1人1本を厳守する(1スパン1人で使用する)
あおり支柱をトラックの荷台に設置する際は、最低でも2本使用する必要があります。親綱を水平に真っ直ぐ張るために、2本の支柱が平行になるように設置することが重要です。
 
支柱を取り付ける際は、固定部分をトラックあおりに奥まで差し込み、アジャスターをしっかり締付けましょう。
 
加えて、あおり支柱は3m間隔で設置するのが正しい使い方となります。 適切に設置できたら、その間に親綱を張り、墜落制止用器具をかけて使用します。その際、支柱から支柱までの1スパンで使用できるのは1人のみです。2人以上で荷役作業を行う場合は、2セット以上の支柱と親綱を設置しましょう。
 

【NG例】間違った使い方

【NG例】間違った使い方
 
トラックのあおり支柱を設置する際、以下のような使い方をするのは避けましょう。
 
  • トラックの荷台からあおり支柱をつないで作業する
  • あおり支柱を2つのあおりを跨いで設置する
  • 1本の親綱に2人の作業員が同時に墜落制止用器具をかけて作業する
トラックの荷台に親綱を張る際は、原則としてあおり支柱同士を連結するのが正しい使用方法です。トラックの荷台やヘッド部分とあおり支柱を親綱で結んで使用するのは避けましょう。
 
また、あおり支柱は1つのあおりに2本取り付けるのが基本です。荷台をまたぐような形で親綱を張ることがないよう注意しましょう。
 
加えて、転落時の二次被害を避けるためにも、1本の親綱に2人の作業員が同時に安全帯をかけて作業するのは禁止です。トラックの荷台上で2人以上の作業員が荷役作業を行う場合は、必ず1人1本の親綱を用意しましょう。
 

トラックのあおり支柱を使用する際の注意点

トラックのあおり支柱を使用する際の注意点
 
トラックのあおり支柱を使用する際は、以下のようなポイントに注意しなければなりません。
 
  • 設置前に異常がないか点検する
  • 支柱を持ち運ぶ際は乱暴に扱わない
  • 必ずチェーンを緊張して使用する
  • 原則として材料などは立てかけない
  • 資材荷揚げの吊り元に使用しない
  • 最大使用質量を超えない範囲で使用する
トラックのあおり支柱を設置する前には、必ず本体の点検が必要です。具体的には以下のようなポイントを確認しましょう。
 
  • 各部材の変形や亀裂、摩耗などがないか
  • 取付金具は正常に作動するか
上記のような破損を避けるためにも、支柱を持ち運ぶ際に引きずる、投げる、落とすといった乱暴な取り扱いは避けましょう。
 
また、一般的にトラックのあおり支柱には、本体固定用のチェーンが付属しています。安全確保のためにもチェーンはトラック側面などに接続し、緊張させてから使用しましょう。
 
加えて、トラックのあおり支柱は、足場などに取り付ける親綱支柱・スタンションほどの強度を備えていない製品が多いため、材料を立てかけたり、荷揚げの吊り元として使用したりするのは推奨されていません。
 
なお、あおり支柱には最大使用質量が定められています。例えば、最大使用質量が100kgのあおり支柱であれば、100kg以上の荷重がかからないようにする必要があります。詳細な数値は製品によって異なるので、必ず最大使用質量を確認したうえで使用しましょう。
 
間違った使い方をしてしまうと、事故発生時の被害が拡大する可能性もあるため、必ず製品ごとの注意事項や仕様詳細を確認したうえで適切に使用することが大切です。
 

【トラックあおり支柱】関連製品

トラックの荷台上で行う作業の安全確保に役立つ設備・機材をお探しの方は、株式会社大同機械にご相談ください。弊社では、トラックの荷台上で作業を行う際に必要な関連製品を複数取り扱っています。
 
製品名 製品の特徴・用途
トラックあおり支柱 ・トラックのあおりに設置できる支柱、スタンション ・最大はさみ巾0~55mm ・あおりからの高さ1,300mm ・自重7kg ・トラック荷台からの転落防止に役立つ
トラックスタンション ・あおりのないトレーラー等の荷台からの転落防止に役立つ ・停車後のトラックへ後付けで設置可能 ・荷台への昇降にも使える
トラック昇降ステップ ・トラックのあおりに取り付けできる昇降ステップ ・荷台への昇降時の転落事故を防止 ・工具を一切使わず、簡単に取り付け可能 ・あおりを上げた状態と下ろした状態のどちらでも使用可能
株式会社大同機械では、上記の製品以外にも幅広い作業場所や準備工事の安全確保に役立つ設備・機材をご用意しています。各製品の詳細を知りたい、または確認しておきたい疑問やご相談がある方は、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
 
>>準備工事製品の詳細はこちら<<
 

トラックのあおり支柱の正しい使い方をチェック

トラックのあおり支柱は、荷役作業を安全に行うために必要な設備です。大切な作業員の命を守るためにも、作業場所や用途に合った適切な製品を用意するとともに、メーカーが推奨する正しい使い方を遵守しましょう。
 
なお、トラック荷台からの転落防止に役立つ設備をお探しであれば「株式会社大同機械」にお任せください。
 
株式会社大同機械は、仮設機材や資材のレンタル・販売、オリジナル商品の開発を手掛けている会社です。工事現場や工場・倉庫など、幅広いシーンで安全に効率良く業務を進めるために役立つ各種商品を取り扱っています。
 
また、ご希望の商品や数量が明確に決まっていない場合でも、工程ごとの最適な商品と搬入計画をご提案いたします。場合によっては、現地調査や製品の施工にも対応可能です。
 
トラックあおり支柱以外にも、建設現場における設備・機材不足でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
 
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